ジーンズの着こなしで悩んでいませんか?
特に、太さのあるルーズなジーパンをつかったおしゃれな着こなしというのは、お客様にもチャレンジしてもらう必要もあり意外とむずかしいものです。
ジーパンショップで働いていたときも、太めのジーンズというのはあまりおすすめしていませんでした。ジーンズやファッションにあまり興味がない方ほど、ただただダボッとした印象になってしまうことが多いからです。
それでも今回は、元ショップ店員として「太めのジーンズの着こなしに関するアドバイス、注意点、考え方」なんかをシェアしてみたいと思ったしだいです。
まぁ、おしゃれが好きな方は、好きなものを好きなように着用して、表現することができるので、特に心配はしていません。
ぼくが心配しているのは、洋服屋にも行ったことがない。
ジーパン屋に行ってもどうやって選び、なにを買えばいいのかわからない。ファッションとかよくわからないという人たちが、洋服をショップ店員に言いくるめられ、着たくもない服を購入しているのではないかと心配になったのです。
洋服屋に行くのが苦手...というジーパン初心者のかたの役に立てたらさいわいです。
リーバイスのルーズストレート(太めのジーンズ)の定番と言えば?
ジーンズの原点であるリーバイス。
そのリーバイスのルーズストレートといえば型番「503」です。
ただ503と言えば、同じジーンズメーカー「エドウィン」の代表的な型番でもあるので注意が必要です。エドウィンでは、太さや形もちがういろいろなシリーズでやたらに「503」という数字をつけているので、リーバイスの503もあわせて混同なさらないように気をつけてください。
店員としても本当にややこしく、エドウィンには本当に冷めてしまいます。だってね、毎日ジーパンをいているショップ店員ですら形や素材、コンセプトなんかを覚えられないというのに、一度だけ来店されたお客様が、どんなジーンズなのかを理解し、納得して購入できるわけがありませんから。
一体、どこをみて商売をやっているのだろうか...はっ!
しまった、、、あの頃のことを思い出したら、愚痴っぽくなってしまいました。いまのエドウィンはもうそんなことがないはずです、きっと。調べてないけど。
というわけで、前置きがながくなりました、ルーズなジーンズのコーディネートについて、アドバイスしていこうと思います。
注意
2018年現在、LEVI'S503はLEVI'S公式で廃盤となり製造販売されておりません。ただ、在庫を持っている店舗や通販サイトではまだ販売されているところがあります。
太めのジーンズは靴が大事
太めのジーンズの着こなしでは、「うえはどんな物をあわせたらいいんだろう...」と、ついついトップスに意識がいきがちです。
もちろんトップスも大切なのですが、それ以上に大切にしてほしいのが「靴」です。
「おしゃれは足下から」という格言があるくらい靴選びは大切です。他にも、女性が男性のどんなところを見ているか?という話題になると、手もと(爪の長さ、爪アカ)、足もと(靴、靴下)を見るという意見はよく聞く話です。
太めのジーンズにはボリューム感のある靴が定番
太さのあるジーンズにはボリュームのある靴を合わせるのが定番です。
かっこよくなるかどうかというよりも「失敗が少ない」という意味であり「無難」とも言えます。
太めのジーンズとワークブーツはよく似合う
ボリュームのある靴というのは、例えば「ブーツ」。
ジーンズに合わせ安い定番のブーツといえば、ワークブーツの代表的なブランド「REDWING(レッドウィング)」やイエローブーツで有名な「Timberland(ティンバーランド)」、ミュージシャンにも愛された「Dr.Martin(ドクターマーチン)」といったブランドのブーツがあげられます。
太めのジーンズは、スソの幅も広いので、地面につきやすくこすれて破れてしまうことが多いのです。少しくらいのダメージであればむしろかっこよく見えることもあるのですが、あまりにもビリビリな状態ではジーンズの良さを台無しにしてしまいます。
しかし、ソールに厚みのあるブーツを太めのジーンズに合わせることで、ジーンズの裾はブーツにかかり地面につくのを防いでくれます。ブーツにかかり足もとにあまった生地がクタッとする感じは、ただでさえ太めのジーンズのもつ無骨さを引き立ててくれるので、ボリューム感のあるワークブーツはおすすめです。
色は特に問いませんが、ジーンズの色やトーンに合わせるとまとまりが出ます。濃いめのジーンズなら濃い色のブーツ。ダメージが入っているジーンズなら、ブーツもゴツゴツと履き古したようなブーツの方があわせやすいということ。
逆に、底が薄くペタッとしたシンプルでスッキリとしたスニーカーやドレッシーな革靴も、ボリュームのアンバランスさが目立ってしまい、全体としての統一感ががなくなりがちです。決して似合わないことはないのですが、かっこよくあわせるために洋服を着慣れている必要があると感じています。
スッキリとしたスニーカーとは、例えば「コンバース」のオールスターやジャックパーセルなどが有名なスニーカーです。
トップスで落ち着いた印象にする
太めのジーンズは、もともと太さがあるので全体の雰囲気がカジュアルになりすぎてしまいがちです。
トップスの種類や色、着こなしを間違えると「ただ太いジーンズをはいてるだけ」という印象になってしまい、おしゃれな印象にはみえません。
また、太めのジーンズは、ウエストサイズを大きくしていくと、ウエストはもちろん、パンツそのものも太さを増していくので、サイズ選びやウエストのはく位置にも注意が必要です。
「ただ太めのジーンズをはいているだけ」という印象を、すこしでも和らげるためには「落ち着きのあるシンプルなトップスで落ち着いた雰囲気をだすこと」で解決します。
無地のシャツやカットソー
例えば、無地のシャツやカットソーにジャケットといったスタイルは、シンプルながら大人っぽい印象を与えてくれます。
サイズもジャストサイズがおすすめです。太めのジーンズに合わせようと、大きめなシルエットのトップスを選びがちです。そうなると、全身がダボッとした印象になってしまいます。
背丈もありがっちりとした体格の方ならば似合うこともありますが、大抵の場合は全身がダボダボとシルエットになり、オシャレとは言えない状態になってしまいます。
もちろん、着心地やジーンズとのバランスも洋服を選ぶ大切なポイントですから、サイズも小さくなりすぎないように気をつけたいところです。ジーンズが太いのにトップスがピッチピチだったら、さすがに上下のバランスがおかしなことになってしまいますからね。
また、最近ではあえて大きめなシルエットになっているトップスやオーバーサイズで着こなすといったファッションも流行りではありますが、やはり基本となる「ジャストサイズ」「ジャストフィット」でトップスを着こなすという点は大切にしたいところです。
加工されていないシンプルなジーンズであれば、トップスは多少デザイン性があるものを合わせるのも悪くはありません。しかし、ジーパン初心者やファッションに詳しくないという方こそ、きれいにシンプルにトップスを合わせるのが肝心だと思います。
さいごに
それよりもまず、穿けるときはジーンズを穿き、ジーンズに慣れることがなによりも大事かなーと思います。
ジーンズ初心者、はじめてのジーンズ選びとなると、太めのジーンズを選んでしまいがちです。
とりあえず太めのジーンズ買ってはみたものの「なにをあわせればえーの?」っていう方にとって、今回の記事がすこしでも参考になればと思います。
では、より良いジーンズライフを!