ジーンズは好きですか?
こんにちは。管理人です。
ジーンズに想いをはせていました...ジーンズはなぜこんなにも心が惹かれるだろうか、と。
うん、自分で言うのもなんですが、気持ち悪い。
ただ、ぼくは毎日のようにジーンズがはきたいからという理由でジーパン屋で仕事をしていました。
社会人になるとジーンズをはく機会が減ってしまうんですよね。その点についてはジーパン屋を辞めてしまって後悔しているところです。
うーん、自分でジーパン屋、やりたいよね。
まじでそれくらいの気持ちです。
さて、そんなわけで。
アメリカで生まれたジーンズ。その生地であるデニム。そして、そのデニムとよく似ている日本の代表的な生地である藍染めについて、思うことがあったので書き記しておきたいなと思った次第です。
この記事はあくまで個人的な意見ですので、ご理解くださいませ。
藍染め
日本には「藍染め」というものがあります。
世界でみると紀元前前からあると言われる藍染めの歴史ですが、日本における藍染めの歴史もながく、飛鳥・奈良時代にはすでに一般庶民の生活に浸透してものと推測されています。
現代でも祭り用品や剣道着、作務衣(さむえ)などの生地で藍染めは使われています。
藍染めとジーンズに使われるデニム生地
藍染めとデニムは、
- インディゴ染料でそめられたデニム生地
- 藍で染められた藍染め布
ということになります。
インディゴと藍は科学的レベルで見れば当然のことながら違うものではありますが、生地というレベルにおいては基本的には同じものと考えていただいて問題ありません。
では、この2つの違いとはなんでしょうか?
藍染めとインディゴ染め(デニム)の違い
ひとつめの違いは「日本とアメリカの違い」です。
この違いが二つ目の違いである「染め方の違い」に現れているんじゃなかろうか?というのが、この記事で書き記しておきたかったことです。
藍染めは、糸の中心までしっかり色が染まっているので、だんだんと色があせていくことはあっても、白くなるということはありません。
それに対してデニム生地は、糸の中心まで色が染まっておらず、外側から中心にかけて「青から白」になっています。
ジーンズ特有の段階的に色が薄くなっていくという特徴的な色落ちは「繊維の中心まで色が染まっていないから」起きる現象と言うことになります。
藍染めとデニムのたられば
ここからはぼくの憶測の話。
藍染めが中心までしっかり染まっているのは「日本人の生真面目な性格と正確さを追求するという気質」が理由ではないか?
逆に、デニムが中心までしっかり染まっていないのはアメリカ人の良い意味でのゆるさが関係しているのではないか?
と思ったわけです。
もちろん、ジーンズが作られ普及した当時のアメリカの時代背景や技術力も関係していると思いますが、日本人とアメリカ人の国民性の違いが大きく影響しているんじゃないのかな、と。
そして「なにが美しくてかっこいいか?」という美意識の違いも大きく関係しているような気がしてなりません。
しっかりと染まらなかったのがデニム。そのデニム生地で作られているのがジーパン。
日本でビンテージジーンズや古着のブームが起こり、ジーンズがこれほど受け入れられているのは、デニム生地に藍染め生地に共通点があるから...そういう理由があるんじゃないだろうか。
もしかしたら「ジーパンが日本で産まれていた可能性もあったんじゃないか?」ということを考えてわくわくとしていたわけです。
もちろんリーバイスが作ったジーンズのデザインや実用性、堅牢さがたくさんの人を魅了したという事実があるからこそ、いま現在、ジーンズが世界中で愛されるようになったわけですが、日本でジーンズが発明された可能性を思うと、ほんとにワクワクします。
さいごに
デニムと似た作りの藍染めを愛する日本人が、ジーンズが嫌いなわけがない!
そう信じてやまないぼくですので、やっぱりジーンズの魅力をより多くの人に伝えたいわけです。
ジーンズの魅力のひとつである「色落ち」を画面の前のあなたにも伝えたい!
このブログの目的はもしかしたらその一点だけなのかもしれません。
生デニムを購入して、穿きこみ、色落ちさせて、愛着のわく自分だけのジーンズを育ててほしい。
そしてジーンズライフをもっともっと楽しんでほしい。
同じことを言い続けているのはジーパンの良さをひとりでも多くの人に知ってもらいたいから。ただそれだけです。
ではでは、良いジーンズライフを!